「聴き手の心を掴む」-何とも曖昧な表現ですねw。 人それぞれ「聴き手の心を掴む」の捉え方は違います。 ・柔らかく優しい話し方に心を掴まれるのか ・力強くパワフルな話し方に心を掴まれるのか ・冷静で落ち着いた話し方に心を掴まれるのか ・話し方は関係なく話の内容に心を掴まれるのか それはもう十人十色。 それぞれの好みもあります。 聴き手全員の心を掴む話し方なんてそもそも無理! 目指さない方が良いです。 と言ってしまうと身も蓋もないですが💦 でも、それくらいの方が肩の力が抜けて 本来の自分を出すことができます。 そもそも、自分のプレゼンやスピーチを聴き手がどのように受け止めるかは 聴き手自身が決めるもの。 好意的に受け止めてくれる人もいればそうでない人もいます。 20人の前でプレゼンをして4人から好意的でない受け取り方をされると その4人からの評価に目がいきがちですが、 いやいや、16人からは好意的に受け取られているでしょ?と。 4人からの意見は今後の成長材料にしていけば良いのです☆☆ とは言え勝負のプレゼンやスピーチをすることになったら やはり、どうしても、 「聴き手全員の心を掴む」プレゼン、スピーチをしたいもの。 良い結果だって良い評価だって欲しいですし 「良かったですよ」と言われて褒められたい! 私も例外なくww。 となると、笑顔で・明るく・ハキハキと・印象良く というような言葉が並びがちですが ここでは少し違うことをお伝えします。 【聴き手の過去と未来に少し入り込む】 これを意識して行いましょう。 人は自分のことに1番興味があります。 自分に全く関連のない話を聴いても心は動きませんが 関連のある話にはアンテナを張って聴き入ります。 何か1つのことを話す時、ただ自分の経験を話し そこに数字やデータを盛り込んで話しても なかなか聴き手の心は掴めません。 そこにプラスアルファで 「聴き手が過去に経験したであろうこと」 「これから聴き手が経験するであろうこと、壁にふつかるであろうこと」 を入れると、一気に自分事としてその話を聴こうと 前のめりになる人が増えます。 私の場合で言いますと、 「声がこもらないようにハキハキと話すためには○○という方法があります」 だけを伝えるのではなく、そこに聴き手が過去に経験したであろうこと 「居酒屋で何度も店員さんを呼んでいるのに 声がこもって振り向いてもらえなかった経験、ありませんか?」 という話(場合によっては問いかけ)を入れる―。 すると、どの研修、講演、セミナーでも 「あるある~」「分かる!」と 顔を上げて頷いて下さる方が一定数いらっしゃいます。 これです、これ。 プレゼンもスピーチも形としては 登壇者が一方的に話してはいますが そこには必ず聴き手がいるということをお忘れなく。 また続きは次回、書きます♪♪
BLOG
スピーチ
聴き手の心を掴む、人前での話し方
2021.02.02