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スピーチ

聴き手の心を掴む、人前での話し方

2021.02.02

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「聴き手の心を掴む」-何とも曖昧な表現ですねw。
人それぞれ「聴き手の心を掴む」の捉え方は違います。

・柔らかく優しい話し方に心を掴まれるのか
・力強くパワフルな話し方に心を掴まれるのか
・冷静で落ち着いた話し方に心を掴まれるのか
・話し方は関係なく話の内容に心を掴まれるのか

それはもう十人十色。
それぞれの好みもあります。
聴き手全員の心を掴む話し方なんてそもそも無理!
目指さない方が良いです。

と言ってしまうと身も蓋もないですが💦
でも、それくらいの方が肩の力が抜けて
本来の自分を出すことができます。
そもそも、自分のプレゼンやスピーチを聴き手がどのように受け止めるかは
聴き手自身が決めるもの。
好意的に受け止めてくれる人もいればそうでない人もいます。

20人の前でプレゼンをして4人から好意的でない受け取り方をされると
その4人からの評価に目がいきがちですが、
いやいや、16人からは好意的に受け取られているでしょ?と。

4人からの意見は今後の成長材料にしていけば良いのです☆☆
とは言え勝負のプレゼンやスピーチをすることになったら
やはり、どうしても、
「聴き手全員の心を掴む」プレゼン、スピーチをしたいもの。
良い結果だって良い評価だって欲しいですし
「良かったですよ」と言われて褒められたい!
私も例外なくww。

となると、笑顔で・明るく・ハキハキと・印象良く
というような言葉が並びがちですが
ここでは少し違うことをお伝えします。

【聴き手の過去と未来に少し入り込む】


これを意識して行いましょう。

人は自分のことに1番興味があります。
自分に全く関連のない話を聴いても心は動きませんが
関連のある話にはアンテナを張って聴き入ります。

何か1つのことを話す時、ただ自分の経験を話し
そこに数字やデータを盛り込んで話しても
なかなか聴き手の心は掴めません。
そこにプラスアルファで

「聴き手が過去に経験したであろうこと」
「これから聴き手が経験するであろうこと、壁にふつかるであろうこと」

を入れると、一気に自分事としてその話を聴こうと
前のめりになる人が増えます。

私の場合で言いますと、

「声がこもらないようにハキハキと話すためには○○という方法があります」
だけを伝えるのではなく、そこに聴き手が過去に経験したであろうこと
「居酒屋で何度も店員さんを呼んでいるのに
声がこもって振り向いてもらえなかった経験、ありませんか?」
という話(場合によっては問いかけ)を入れる―。

すると、どの研修、講演、セミナーでも
「あるある~」「分かる!」と
顔を上げて頷いて下さる方が一定数いらっしゃいます。

これです、これ。

プレゼンもスピーチも形としては
登壇者が一方的に話してはいますが
そこには必ず聴き手がいるということをお忘れなく。

また続きは次回、書きます♪♪