「緊張して上手く話せない」 というお声を色々なところで耳にします。 ・人前で話す時 ・初対面の人と話す時 ・苦手な人や嫌いな人と話す時 ・上司と話す時 ・会議などで発言する時 他にも様々な緊張しがちな場面があることでしょう。 そもそも「上手く話す」とは 一体どのように話すことでしょうか? 上手く話せば望む結果を 手に入れることができるのでしょうか? 人それぞれ「上手く話す」の定義は違います。 噛まずに流暢に話すことを上手く話す、と捉える人もいれば 原稿通りに時間を守って話すことを、 聴き手の反応が良いことを、 言いたいことをきちんと話せることを… など、「上手く話す」が一体どのようなことか?を 考えてみる必要があります。 私が思う「上手く話す」の定義は 【聴き手からの反応がある】 【聴き手のその後の行動に変化が起きる】 【聴き手のその後の気持ちに変化が起こる】 などなど。 受け手、聴き手がどうなのか?です。 噛まずに流暢に話しても その話が聴く人の頭や心の中に何も残らなければ それは「上手く話す」には該当しないのかな、と。 営業先で初めて会う方に対して 用意していた話を淀みなくスラスラと話す― 話す本人は良い気分かもしれませんが 肝心なのは『相手がどう感じたか?』『相手がどう受け取ったか?』 です。 例え緊張して噛んだとしても 相手が話を好意的に受け取って理解してくれれば それで「上手く話す」はクリアなのかな、と。 要は聴き手のことをちゃんと考えましょう、 ということ。 大事なのは聴き手の反応。 ここで言う聴き手の反応とは 必ずしも好意的な反応だけを指すのではなく 反対意見や反論も含まれます。 人の考えは十人十色。 いつもいつも相手が自分の意見に賛同するとは限りませんからね。 自分が話したことに対して 聴き手が何らかの反応をしっかりすることを 「上手く話す」の指標の1つとしてみると 今までと話し方を変える必要があるかもしれません。 ただ、反応をあまりしない人だって当然いるわけで。 そのような時は「反応を引き出す」ことをしてみましょう。 可能な限り問いかけや確認や質問などをする― これだけで聴き手の反応を引き出せたり 聴き手の行動や気持ちに変化を与えるキッカケになることでしょう。 話すということは必ずそれを聴く聴き手がいるということ。 何のために話すのか?を考えれば 聴き手を無視することなどできないはず。 プレゼンテーションやスピーチなど 一方通行になりがちな場面でも 聴き手の反応を引き出したり確認することはできます。 【反応】そして【変化】 - に焦点を当ててみましょう。 にしても、「上手く話す」の定義はなかなか難しい…。
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「上手く話す」とは一体…?
2020.08.10