10月も中旬に差し掛かってきましたね。
今日は東京日帰り出張です。
毎週金曜恒例の朝会に参加し、それから東京へ。
研修後大阪に戻って来て、そのまま個人レッスンです。
さて、今日は日本人が最も苦手とする行・サ行について。
そもそもなぜサ行が苦手なのか?
英語でsを発音する場合は「s」をしっかりと発音する―s単体でしっかり空気を出すことが要求されます。
それに比べて日本語のサ行はsの発音よりも母音のaの方が強く発音されます。
なので、sが相手に届きにくくなってしまうんです。
そうすると、「sa」のsの発音が弱くなり、「a」に近い音になってしまうんです。
あくまでもイメージですが、「s」7~8割、「a」2~3割、といったところでしょうか。
対面に比べると声がこもりやすい電話だとそれが顕著です。
私の周りでも、
「名前をよく聞き返される」(佐藤さん・さとうさん・「sa」ですね。)
「させて頂きます、がいつもモゴモゴなってしまう」(「sa」「se」が続きますね。)
というお声を聞きます。
苦手、発音しにくい。
でもよく使うサ行。
改善方法は…勢いよく息を吐き出すこと。
ハ行と同じですね。
1つ1つの音を出す際に下っ腹が凹むことを確認して、
「さっ、しっ、すっ、せっ、そっ」
と、とにかく勢い勝負です。
「さ~し~す~せ~そ~」
と伸ばすのではなく短く切る。
このような練習をすることで、「s」の発音が少しずつできるようになってきます。
練習する時には母音よりも「s」の音を強く出すことを意識してみて下さいね。