3月ももうすぐ折り返し地点。 気候も随分春らしくなり、1日の最高気温も15、16℃を 記録するまでになってきました。 通常であれば卒業、就職、移動、など旅立ちを祝う宴が開催され 寂しいような嬉しいような、そんな気持ちが街中に漂う時期です。 ですが、コロナ禍で残念ながら今年の春はそのような光景も見られず ただただコロナ終息を願うばかりの毎日です。 そんな中、今年も大変有難いことに 4月~6月、新入社員研修講師のご依頼をたくさん頂きました。 昨年同様全てオンライン研修です。 今準備の真っただ中ですが、昨年のオンライン研修や その後の様々なオンライン研修・セミナー・マンツーマントレーニングなどで オンラインでの進め方もだいぶ板についてきた気がします。 とは言え、やはり同じ空間にいない状況の中で 新入社員の皆さんとコミュニケーションを取りながら研修を進めていくには 色々な工夫や準備が必要です。 ネット環境、音声や映り方の具合、時間配分や配布資料、スライド資料、 実践やワークの進め方… 周りの方々に助けていただき、気持ち良く&楽しくさせていただいています。 そんな新入社員の皆さんが社会に出て戸惑うのが、先輩や上司など 自分より先に社会で働いている人とのコミュニケーションの取り方。 挨拶や敬語、報連相など基本的なことはもちろん指導しますが そこで学んだことを実務の中で発揮するかしないか、 発揮できるのかできないのか、これは彼ら・彼女らを取り巻く環境も 影響していると私は考えています。 今は出社日が減ったり在宅勤務が増えたりで オンラインでの仕事が珍しくなくなってきています。 彼ら・彼女らが先輩や上司とコミュニケーションをとる手段も オンラインに代わってきています。 ただでさえ社会に出て緊張や不安がある中 オンラインでのコミュニケーションで 言いたいことがなかなか言えなかったり 質問したいことがあるのにそのタイミングが分からなかったり 随分ストレスが溜まる環境が続いていきます。 是非積極的に彼ら・彼女らに『質問』をしてください。 と言っても、事務的な 「何か質問はある?」「分からないことはある?」という質問の前に 例えば 「在宅ワークでこれはしんどい、と感じることを1つだけ教えてもらえる?」 というように、彼ら・彼女らの状態や感情に焦点を当てた質問をして 少し場の空気を柔らかくして、その後本題の質問をする、 ということをしてみましょう。 時間の無駄と思われる方もいるかもしれませんが ここにかける時間はほんの少しで良いです。 また、このように少しでも話してもらうことによって 彼ら・彼女らの悩みを知ることもできて オンラインとは言え距離も近づきます。 この積み重ねが彼ら・彼女らの不安を減らし 発言がしやすい環境だな、という認識が生まれます。 但し、質問の仕方と回答に対する反応には充分気を付けてくださいね。 手探りでも良いです。 少しずつ実践していきましょう。
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法人向け研修
新入社員に対するコミュニケーションの取り方
2021.03.12