話をする時(発信)にも話を聴く時(受信)にも万能なのが【数値化】。 この数値化によって、ぼんやりとしていてまとまりがなかった話の中に 一筋の光が見えてきます。 それによってその後の説明や会話がトントン拍子に進むこともあります。 客観的事実と数字以外はそれぞれの主観であり それらを受け取ったり受け容れたり 跳ね返したり拒否したり宙ぶらりんにしたりする― この繰り返しがコミュニケーションだと私は考えています。 「私は○○案について賛成です」 「私は反対です」 「私は…選び難いです」 人それぞれ、本当に人それぞれです。 その意見を主張する背景には ・経験 ・根拠やデータなどの数字 ・世間一般のいわゆる常識 ・想定される未来 などがあり、これらが総括されて自分の意見として 口から言葉が出ていくのです。 プレゼンテーションやスピーチなど 事前に話す内容の準備ができる場面では 過去のデータや以前の資料などを引っ張り出し それを元に伝えることが可能です。 ところがコミュニケーションにおいてはそうはいきません。 と言いますか、いくわけがありません。 事前に準備も出来ないですし、 ○○と××を話そうと思っていても 自分の意思とは関係なく話が展開されることの方が多いですから。。 「会議」と銘打っていて 議題も進行役も時間も決まっていても それでも思わぬ方向に話が進んだり 途中で口論が起きてしまい会議が中断してしまう、 なんてこともあるくらい。 このように 「主観と主観のぶつかり合い」になりがちな場面で登場するのが 【数字で表現できないものを数値化する】技です。 ✔ 怒りの感情を1~10で数値化してみる ✔ A案とB案、どちらを選択するのが良いかの割合を出す (2対8、6対4、というように) というように、完全なる主観ではありますが 「客観的な視点を持ちながらの主観」という見方をしてみましょう。 自分の考え、意見、感情ではありますが 「はて、今の自分の○○という状況(意見)を数値化するならば…?」 という少し冷静にかつ俯瞰する視点を持つことで 自分の感情にどっぷり浸かっている状態から抜け出ることができます。 コミュニケーションの相手にも使えますね。 「今のあなたの不安度を数値化すると?」 「○○の案件への熱意は何%?」 など、頭では分かっている、事実は○○だ、そうは言っても…という時に このような質問をすると相手に気づきや行動のキッカケを 与えることができるかもしれません。 研修やセミナー、マンツーマントレーニングでは 今直面している課題に対して数値化して頂くこともあります。 そこから場面に応じた質問を重ねていき 行動に踏み出すための後押しをしていく―。 なかなか動かない社員に頭を悩ませている管理職の方々などにも 非常に有効的ですね! 但し、言い方や普段の接し方がかなり影響をしますので そのあたり充分ご注意を。 動画撮影をしながらの細かい話し方のCHECKも致します。 気になる方は、 info@pre-act.net まで(^^♪
BLOG
コミュニケーション
数字で表現できないものを数値化する。
2020.11.11