コミュニケーション・スピーチトレーナーの加藤あやです☆
大阪にオフィスを構え、話し方の指導を法人・個人向けにさせて頂いています。
「私、人見知りなんです。」
と言う人、多いですよね。
えっ!本当に!?と突っ込みたくなる人が自分は人見知りだという自覚を持っていたり
明るく朗らかな人が、実は無理して人とコミュニケーションをとっている、
とカミングアウトしたり。
本人が自分のことを人見知りだと思っているのであれば
それにいちいちツッコミを入れるのもどうかと思いますし
ましてや否定するのもどうかなとは思いますが。
でも、少し立ち止まって考えて、そして分析してみましょう。
「人見知り」の解釈ですね、まずは。
自分から話しかけられない、というのが私たちがイメージする人見知りです。
「私、人見知りなんです。」と言う人は、その逆=人見知りではない状態、
つまり自分から積極的に話しかけたい、そうなりたい、と思っているから
「私、人見知りなんです。」と言うわけです。
ここでこんなシーンを挙げてみます。
例えば10人中9人が ‘あの人って全然人見知りしないよね’ と言っている人がいたとします。
(Aさんとします)
Aさん本人にも人見知りの自覚ゼロ。
そのAさんが知り合いが誰もいない場所に行き
しかもそこに集まっている人たちが自分とは住む世界が違い過ぎていたり
肩書や立ち位置が違い過ぎて気後れしてしまう、
結果その場では自分からはほとんど話しかけられず、口数も少ない。
するとその場にいたある人が
「あなたって全然人と話していないですよね。人見知りするんですね。」
と言ってきたら?
Aさんはその場にいる人たちからすると「人見知り」のレッテルを貼られてしまいますが
他のほとんどの場では人見知りとは全く逆、という見方をされているんです。
何が違うかと言うと
「自分から話しかけたか否か」
だけなんです。
自分のことを人見知りだと思っている人だって
そうではない時も場合もあるでしょうし
自分から話しかけられない、或いは話しかけない状況だけを取り上げて
‘自分は人見知りなんだ…’ とそれをものすごく悪いことのように捉えているのは
あまり良くないですし、成長も期待できないと思います。
自分から話しかけた【経験】が無い、或いは少ないから
それに対して不安を感じたり苦手意識を感じるのは当然であって
であれば、経験を積んでいくしか克服の方法はありません。
とは言えいきなり階段をすっ飛ばすようなやり方だと
逆に心が折れてしまい余計苦手意識が高くなってしまいかねません。
身近にいて ‘話せないことはないけれど、自分から話しかけるのにはちょっと勇気が要る’
人に対して自分から話しかけることを実践してみて下さい。
その時、1番やりやすいのが【質問】。
多くの人が自分から話すという行為にハードルの高さを感じているので
質問をして相手に話してもらうという風に、少しハードルを下げるんです。
とは言え、まず質問をするのは自分自身。
そこは越えなければならない壁ですね。
でないと、いつまで経っても克服できませんから。
何を質問すれば??
それは相手との関係性や状況によるので何とも言えません(笑)。
社内の人であればスケジュールの確認や進捗状況の確認、
(質問以前にしなければならない当たり前のことではありますが…)
初対面の人であれば名前や職業、その場に来た目的や理由などなど。
そもそも【何を質問すれば良いか考える】ことをしなければ
質問内容なんて浮かんできません。
人見知りを何とかしなければ!
よりも
相手に質問してみよう!
にシフトして、その経験を積んで習慣化して下さいね☆
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