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コミュニケーション

人を動かす、超シンプルで基本のこと

2025.08.21

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最近、久しぶりにD・カーネギーの『人を動かす』を読み返しました。

昔から名著と言われている本ですが、改めて手に取ってみると「そうそう、これが基本だよね!!でもできてないなぁ」

と思うことがたくさん書かれていました。

どうしても私たちって、自分の要望や利益を優先してしまいがちですよね。

もちろん「私はこうなりたい!」と欲望を持ち、それを伝えることはとても大事。

でも、人に気持ち良く動いてもらうにはそれだけでは足りないのだよーとカーネギーは教えてくれます。

大切なのは、目の前の人が何を考え、何に困り、どんなことに心が動くのかを想像すること。

質問して聴くこと。

言葉で言うのは簡単だけれど、いざ実践しようとすると本当に難しい。

つい自分の主張を押し出してしまうんですよね💦

でも、それでは人は動かない。

会社や組織で指示を出すことは必要ですが、それだけだと人の心はついてきません。

むしろ大事なのは、朝の挨拶やちょっとした雑談のような日常の会話。

その中で、相手の状態に目を向けることができるかどうか。

そして「よく頑張ったね」というような言葉をと心からかけられるかどうか。

ここで大事なのは「褒める」ことより「認める」こと。

例えば、結果が思わしくなくても、その過程に努力があったならしっかり言葉にして伝える。

少し大げさに、1.5倍くらいの熱量で認めると相手に響くと思います。

ただし、心が伴わないと「お世辞」に聞こえてしまうので要注意。

結局のところ、それは“アンテナの向け方”だと思います。

結果だけを見ている人と、普段の努力や人柄まで見ようとする人。

日頃どこにアンテナを張っているかが、無意識に言葉となって表れるんですよね。

『人を動かす』に書かれていることは一朝一夕で身につくものではありません。

でも意識して、習慣として積み重ねていくことで、必ず自分の言葉が変わり、人との関わりが変わっていくー

私自身も改めて「今日からまた一歩」と思いながら、この本を閉じました(^^♪