BLOG

コミュニケーション

嫌な上司には○○を伝えて上手に付き合うべし。

2020.06.29

BLOG

人間関係-
いつの時代も私たちの頭を悩ませる問題です。

世の中の全ての悩みは人間関係である、
と有名な心理学者・アドラーも言っているように
人間関係の悩みさえクリアになれば…と
思っている人もきっと多いことでしょう。

離れることができたり関わらなくて済む相手であれば
そのようにするのもOKです。
それで人間関係に関する悩みが減り影響も出なければ
むしろそれをおススメします。

問題は仕事における人間関係。

同じ部署や同じチーム、同じプロジェクトメンバーなど
関わる時間が比較的長い人たちの間で
人間関係の不安定さがあれば
業務に影響が出てくるのは想像できますよね。

ではどうすれば人間関係を良くすることができるのか?

絶対的な正解などありません!

機械や機器のように 'Aボタンを押すとBという反応が表れる' 
なんてこと、私たち人間には当てはまりません。
それが出来ていればそもそも人間関係の悩みなんて
世の中に存在しませんよね。
数式や型に当てはめることもできませんし
本当に、世の中で最も難しい難題です。


最近、とある企業に勤めている方から
「上司に悩まされている」というお話を聞きました。

その方も含めた部下数名に
「○○についてどう思う?」と質問をしてくるそうで
質問された部下たちは各々の意見を上司に伝える。
各部下の意見を聞いた上司は全て否定して
結局自分の意見を通す、と…。

部下の意見を採用しなくとも
せめて【部下の意見を受け取る】ことはすべきです。

「へぇ~」「そうか~」「なるほど~」というように
投げられたボール(言葉)を受け止めることは
どんな場面でもすべきです。
その後に反対意見を言うのは良いですが、
第一声が反対意見であれば
部下だって「じゃあ、最初から質問しないで欲しい」と
思ってしまいます。

実際部下の皆さんの中には
「どうせ意見を言っても反対されるからなぁ~」
という雰囲気が広がってきているそうです。

さて、今後この上司から意見を求められたら
どのように答えると良いでしょうか?

おススメは
【前提を先に言って、その後に自分の意見を伝える】
方法です。

A:「来週、一緒にディナーに行かない?」
B:「来週、フレンチとイタリアンのディナーに行くならどっちが良い?」

デートに誘う常套手段でしょうか(笑)。

Bは一緒にディナーに行くことが前提にあって、
その上でどちらに行くか?を質問しています。

この上司に対しては
「○○さん(上司)はいつもしっかりと私の意見を聞いて受け取って下さるので、
 率直にお伝えしますが」…(「しっかりと」を強調し、かつ笑顔で)
の後に意見を伝えると
'意見をいつもしっかりと聞く自分'が上司にとっての前提になりますので、
'意見を全く聞かない自分'はカッコ悪いと思ってしまうんです。
事実か否かはあまり関係が無く
大事なのは「上司が意見を受け取るようになる」こと。
成功率100%ではありませんよ。
ですが、試してみる価値は大いにあります。

言葉の使い方と話し方で
上手にコミュニケーションをとっていきましょう。

色々な場面での効果的な言葉と話し方、
たくさんお伝えします。

気になる方は、info@pre-act.net までご連絡下さい。