人間関係- いつの時代も私たちの頭を悩ませる問題です。 世の中の全ての悩みは人間関係である、 と有名な心理学者・アドラーも言っているように 人間関係の悩みさえクリアになれば…と 思っている人もきっと多いことでしょう。 離れることができたり関わらなくて済む相手であれば そのようにするのもOKです。 それで人間関係に関する悩みが減り影響も出なければ むしろそれをおススメします。 問題は仕事における人間関係。 同じ部署や同じチーム、同じプロジェクトメンバーなど 関わる時間が比較的長い人たちの間で 人間関係の不安定さがあれば 業務に影響が出てくるのは想像できますよね。 ではどうすれば人間関係を良くすることができるのか? 絶対的な正解などありません! 機械や機器のように 'Aボタンを押すとBという反応が表れる' なんてこと、私たち人間には当てはまりません。 それが出来ていればそもそも人間関係の悩みなんて 世の中に存在しませんよね。 数式や型に当てはめることもできませんし 本当に、世の中で最も難しい難題です。 最近、とある企業に勤めている方から 「上司に悩まされている」というお話を聞きました。 その方も含めた部下数名に 「○○についてどう思う?」と質問をしてくるそうで 質問された部下たちは各々の意見を上司に伝える。 各部下の意見を聞いた上司は全て否定して 結局自分の意見を通す、と…。 部下の意見を採用しなくとも せめて【部下の意見を受け取る】ことはすべきです。 「へぇ~」「そうか~」「なるほど~」というように 投げられたボール(言葉)を受け止めることは どんな場面でもすべきです。 その後に反対意見を言うのは良いですが、 第一声が反対意見であれば 部下だって「じゃあ、最初から質問しないで欲しい」と 思ってしまいます。 実際部下の皆さんの中には 「どうせ意見を言っても反対されるからなぁ~」 という雰囲気が広がってきているそうです。 さて、今後この上司から意見を求められたら どのように答えると良いでしょうか? おススメは 【前提を先に言って、その後に自分の意見を伝える】 方法です。 A:「来週、一緒にディナーに行かない?」 B:「来週、フレンチとイタリアンのディナーに行くならどっちが良い?」 デートに誘う常套手段でしょうか(笑)。 Bは一緒にディナーに行くことが前提にあって、 その上でどちらに行くか?を質問しています。 この上司に対しては 「○○さん(上司)はいつもしっかりと私の意見を聞いて受け取って下さるので、 率直にお伝えしますが」…(「しっかりと」を強調し、かつ笑顔で) の後に意見を伝えると '意見をいつもしっかりと聞く自分'が上司にとっての前提になりますので、 '意見を全く聞かない自分'はカッコ悪いと思ってしまうんです。 事実か否かはあまり関係が無く 大事なのは「上司が意見を受け取るようになる」こと。 成功率100%ではありませんよ。 ですが、試してみる価値は大いにあります。 言葉の使い方と話し方で 上手にコミュニケーションをとっていきましょう。 色々な場面での効果的な言葉と話し方、 たくさんお伝えします。 気になる方は、info@pre-act.net までご連絡下さい。
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嫌な上司には○○を伝えて上手に付き合うべし。
2020.06.29