伝えること―「伝え方」「話し方」を指導させて頂くのが私の仕事です。
スピーチ、プレゼンテーションを始め、どうすれば相手に自分のことを「理解して」もらえるか―。
それは1対1でも、1対多でも変わりません。
それには大きく分けて、
・言語コミュニケーション
・非言語的コミュニケーション
の2つがあります。
この2つを一致させること、これが「伝える」ことの基本です。
言葉では
「ありがとうございます。」
と言っていても
表情が
ちっとも笑顔でなかったり、険しかったり、無表情だったり…。
これだと伝わりにくいんです。
笑うのが苦手なんです、
感情を出すのが苦手なんです、
と言い続けていても時間は経っていくばかり。
笑顔だけではありません。
声が小さい
抑揚がなく単調
ボキャブラリーが少ない
「え~」「あの~」が多い
も同じですね。
これらの悩みや課題はトレーニング次第でいくらでも改善できます。
ある人はスピーチに向けて1ヶ月の間、毎日毎日その原稿を読んで過ごしました。
ある人は大事なプレゼンに向けて3ヶ月の間、毎日プレゼンの様子を録音しました。
声がこもる、声が小さい、というお悩みをお持ちの方は
喉を解放して、
空気の出し入れを調整して、
口を今より1,5倍開けて、
母音を明瞭に発音して、
それを毎日毎日続けるんです。
ボキャブラリーが少ないと感じている人は、
1つのワードから派生する言葉を書き出し、
類似語を書き出し、
それを言葉にする、
というトレーニングをやるんです。
繰り返し繰り返し、回数を重ねること。
これ以外に方法はありません。
1,2時間で劇的に変わる人なんていないですから。
「伝える」ということは体力も労力も要ること。
でも、それが達成された時の感動と快感は味わった人しか分かりません。
だから、私は熱くうるさくそれを伝える―ただそれだけです。