先日、「自分から挨拶をしない人」が話題に上りました。
会社を経営されている方や友人等
ふとしたキッカケでこのような話題になり
「なぜ挨拶をしないのか?」
「どうすれば挨拶をするようになるのか?」
について色々と話しました。
結論は○○、と言い切れないのが
コミュニケーションの難しいところですね。
挨拶をするように伝えたところで
しない人はしないですし、
する人はそもそもそんなことを言われなくとも
初めからきちんとしますから。
それでもめげずに毎日熱心に自分から声をかけ
いつか相手が自発的に挨拶をするのを待つのか、
挨拶を自らしない理由を訊くのか、
自発的に挨拶をすれば1ポイント取得、というように
人間心理を活用した制度を作るのか。
と言いますか、そもそも挨拶をしてポイントを取得というのも
何ともおかしな話ですね(-_-;)
家庭環境と言ってしまえばそれまでですが
企業側としては
雇っている従業員が挨拶をしなければ
顧客からの印象も悪くなりますし、
社内の雰囲気も決して良いとは言えないでしょう。
少しでもこのような状況を変えるには
① 自ら挨拶をする役割を与える
② 挨拶をしたことに対して感謝を伝える
2つを継続してみて下さい。
①は、例えば朝礼です。
日替わりor週替わりで進行役を変え、
進行役には予め作っておいた台本通りに進行してもらいます。
その中に「進行役の挨拶からスタート」を入れ、
【自分の挨拶が1日の仕事の始まりである】ということを認識させて下さい。
②は、該当する職員が自ら挨拶をすることを実行したら
その日のどこかでさり気なく
「今日の朝礼、スムーズに進めてくれてありがとう」
「最初の挨拶を元気な声で言ってくれてありがとう」
というような言葉がけをします。
私たちは役割を与えられるとそれを遂行しようとします。
ただ、挨拶を自発的にしない人は
この進行役という役割に対して「面倒くさい」と感じる可能性大。
最初はそれでも良いのです。
そして、私たちは感謝されると単純に嬉しさを感じる生き物です。
自分の行為について「ありがとう」と言ってもらえると
心がほっこりしたり温かくなったりしませんか?
それを感じてもらい、
「ありがとう」と言ってもらう→嬉しい
の循環を作っていきましょう。
損得関係なく「ありがとう」が自然と聞こえる場は
間違いなく雰囲気が良いですし、
この「ありがとう」は言った本人も良い気分になりやすいもの。
「すみません」より「ありがとう」の方が何倍も気分も良くなりますよね。
他人の行動を変えるのは困難極まりないですが
自分ができることをしていくことで
結果的に他人の行動も変わっていくのではないでしょうか。
写真は以前、100名の女性の前で講演をした時のもの。
笑顔で挨拶をしましょう、というようなことを熱弁している様子。
挨拶を自ら行う職員を増やすには…?
info@pre-act.net までご連絡下さい。