私が日頃気を付けている話し方の1つが 【語尾の言い方】 です。 色々な方とお話をしていて '話しやすい方だなぁ' '印象が良いなぁ' と感じる方の特徴を自分なりに観察してみて その1つに語尾の言い方があるな、と感じました。 「~です」「~ます」の言い方に注意をしてみると 実に様々なことに気づきます。 1秒程度(1秒にも満たないかもしれませんが)のこの語尾の言い方で 相手の感じ方も随分変わる気がします。 好意的に受け取られる語尾の言い方は 「優しくそっと置くようなイメージで」。 少し分かりにくいですが 「ですっ」「ますっ」のように強く言うのではなく 少し力を抜いて、でも声はしっかりと出している感じ、ですね。 「です」の「で」、「ます」の「ま」に力を入れ過ぎてしまうと 強い口調、キツイ口調になってしまいがち。 「そうです」の「で」に力を入れて言ってみる 「そうです」の「です」を力を抜いていってみる この2パターンを比較してみると違いが分かるのではないでしょうか。 もちろん状況にもよりますが このちょっとした【語尾の言い方】に意識を向けるだけで 今までと違う感覚、結果を得られることができると思います。 自分の周りの人の【語尾の言い方】を少し注意して聴いてみて下さい。 1か月も続けていると色んなことに気づきます。 ・○○さんは語尾がハッキリしている ・××さんは語尾が尻すぼみになっている ・△△さんは自分の意見を主張する時はハキハキしているけれど 上司から意見を求められた時は弱々しい語尾になっている など。 そして自分の語尾の言い方にも意識を向けてみましょう。 1番良いのは録音すること。 営業、雑談、プレゼン、説明… まずは様々な場面で録音をしてみてそれを聴いてみることで 自分の【語尾の言い方】の傾向が分かってきます。 「案外強い口調で言っているな」 「この時は自信がなかったから語尾が聴こえない…」 というように現状把握。 そして声を出して練習をします。 「私は○○だと思います」「先日の××の案件の結果をお伝えします」 などのように、自分が言いやすいセリフなどでOKです。 大事なのは 「自分で発した声を自分の耳で聴くこと」 これを何度も繰り返しているうちに 普段の仕事の中で自分が話す際の【語尾の言い方】に意識が向くようになり '今のは良かった' ’自信がなさそうな言い方だったな' などのように気づく→原因を考える、修正する というように徐々に改善されていきます。 あとは感情的になった時ですね。 怒り、焦り、苛立ちなど負の感情を感じている時に どれだけ落ち着いて【語尾の言い方】に意識を向けることができるか? 会話もプレゼンもスピーチも どう思うか?どう感じるかは相手が決めること。 相手の顔色を窺い過ぎるのは良くないですが 『相手がどう感じるか?』に意識を向けて話すことは マナーとして必要だと私は思います。 私もまだまだ勉強中です(^^♪
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語尾の言い方に注意をする。
2021.03.09