一昨日髪を切りました。
3週間に1度、兵庫県・元町の美容室にお世話になっています。
今回はずっとやりたかった「アシンメトリー」=左右非対称。
程よいアシンメトリースタイルに仕上げて頂きました。
いつもありがとうございます。
私は美容室でもどこでも基本的によく喋りますし、よく聴きます。
身になる会話、楽しい会話、学びのある会話、など「会話」とひと言で言っても実に様々。
今日は相手と深く繋がる第一歩となる会話について見ていきましょう。
まずは「普通」の会話。
A:「今何か勉強されていることや通っている習い事ってありますか?」
B:「英会話とスポーツジムです。」
A:「へ~!熱心ですね。ちなみにどこの英会話ですか?」
B:「そんなに大きいところではありませんよ。ですが、外国人がマンツーマンで厳しく指導してくれます。」
A:「さすがですね。ストイックです!スポーツジムはどちらへ?」
B:「駅前のABCジムというところです。」(←実際は存在しませんよ~)
A:「いやぁ~、私もBさんを見習わなくちゃいけないですね」
一見悪くない会話のように見えます。
そう、悪くないんです。
が、ただ間を埋めるための質問、ややもすると詰問や尋問にもなりかねません。
なぜなら単に情報を集めているだけだから。
しばらくすると限界が来てしまいます。
では、ちょっと変えてみましょう。
A:「今何か勉強されていることや通っている習い事ってありますか?」
B:「英会話とスポーツジムです。」
A:「英会話とスポーツジムですか!?いつもあれだけの仕事をこなしているのに…。向上心がおありなんですね。」
B:「ありがとうございます。照れますね。常に学ぶ姿勢を持つようにしています。」
A:「英会話を習得した後の野望などあるんですか?」
B:「いつかは海外で会社を興したいんです。長い道のりになりそうですが。」
A:「素晴らしい野望ですね!応援していますよ。私も刺激を頂きました。」
いかがでしょう。
2つの会話の違うところはどこでしょう。
2つ目の会話例は、Bさんの人となり、信念、夢などを上手いこと引き出していますよね。
情報を引き出すことに躍起になってはいけません。
その人の背景にあるもの、その人の想いや信念や、更には生き様までも引き出す会話にする―グッと濃い会話になっているのがお分かりかと思います。
会話は視点の向け方1つで濃く深くなります。
そのためには普段から相手の背景を探してみることを意識していきましょう。
会話1つで世界は変わります。