ギリギリまで寝て慌てて起きる。
ダッシュで駅まで走って電車に乗り込む。
出社時刻ギリギリに会社に着く。
息は上がってゼーハー、ゼーハー。
これを読んでドキッとした方、決して少なくないはず。
さて、↑のような状態で、元気に「おはようございます!」と挨拶ができるでしょうか。
恐らくそんな余裕はないですよね。
一般的に起床時間の約3時間後に声帯が起きると言われています。
身体は起きていても、起床後約3時間は声帯はまだ眠ったまま。
要は本調子ではないということなんです。
バタバタと家を出て会社に着いて、起きて3時間も経っておらず…
元気よく挨拶なんてできません!
有り難いことに企業研修をさせて頂くことが最近増えました。
研修前にその企業さんのお悩みをヒアリングするのですが、
『まず、朝の挨拶をしないんですよね~』
『挨拶もボソボソなんですよ。言ってるんだか言っていないんだか分からないんです。』
なんてお悩みを聞くことも珍しくありません。
そしてもっと「えっ!?」と思うのは、社長自ら適当に挨拶をしていると…。
う~ん、これは大問題です。
たかが挨拶、されど挨拶。
笑顔で気持ちの良い挨拶は、する方もされる方も清々しい気分になるもの。
ところがこれでは…。
声帯は起床後約3時間後にやっと起きると言いましたが、毎朝起きれなくてもせめて自宅で声を出してから出社しましょう。
起きて最初に出す声って何となくガラガラしていますよね?
今の時期ですとクーラーなどで乾燥もしていますし。
1分でイイです。
早く起きましょう。
1分くらいならできますよね?と言いますか、強制ですね(笑)。
その1分間で、
「おはようございます。」
を全部母音で言ってみて下さい。
「お(O) は(A) よ(O) う(U) ご(O) ざ(A) い(I) ま(A) す(U)」
です。
なぜいちいち母音なのか?
日本語の全ての音の基本だからです。
劇団四季の劇団員の方々もこの練習法を取り入れているそうです。
試しに
「お(O) は(A) よ(O) う(U) ご(O) ざ(A) い(I) ま(A) す(U)」
と言った後に、
「おはようございます。」
と言ってみて下さい。
恐らくいつもよりも明瞭さが増しているはず。
特に経営者や管理職など、部下を指導する立場の方。
朝からバタバタで挨拶もそこそこに…だと示しがつかないですよね?
1分だけでイイです。
実践してみましょう。