私は会話でもメールでも、とにかく主語を入れることを常に意識しています。
って、当たり前なんですが…「その会話の主語は誰?」と突っ込みたくなる会話が世の中に溢れすぎています。
会話もメールも実に多い。
そして、その度にいちいち「その主語は誰ですか?」と質問してしまう私。
主語がないと話全体が分からないですからね。
主語がない会話例を出すと…
A:「転勤先がなんとアメリカらしいよ~」
B:「(一体誰が!?)」
…いやいや、本当に唐突にこのような会話をする方っているんです。
恐らくAさんの中ではアメリカ転勤は○○さんという情報が頭の中に入っているはず。
そして、Aさんは、Bさんも自分と同じ○○さんを思い描いているであろう、という勝手な思い込みによって主語を省略してしまう、ということになっています。
あるいはこんな例も…
A:「昨日田中さんと鈴木さんに久しぶりに会ったよ」
B:「お~、懐かしい2人ね。2人とも元気だった?」
A:「うん、相変わらず元気だったよ。今度2人目の子供が産まれるらしいよ。」
B:「ん?どっちが?(田中さんも鈴木さんも1人お子さんがいるけれど、どっちのことなんだ?)」
あるあるですね。
話し手にとってはなんてことない会話・発言ですが、聴き手からすると
「それ誰の話?」
「それなんのこと?」
と聞きたくなる発話ですね。
すぐに聞いて答えが分かればそれで良いのですが、主語が分からない=話の全体像や流れが曖昧なまま話が進んでしまうと、後で余計混乱したり問題が発生することだってあるんです。
企業で報連相が出来ていないようなものですね。
5W1Hの基本情報が漏れているんです。
5W1Hの重要性は至る所で叫ばれていますが、実際出来ている人は実は少数。
上司が部下に対して「5W1Hが出来ていない!!」と叱る光景も決して少なくはないのですが、出来ていない上司もこれまた少なくはないんです。
私は人にものを伝える時は、どんな時も必ず5W1Hを入れています。
そうすると漏れなく、過不足なく、相手にきちんと伝わります。
あとで、いつだっけ?場所はどこだっけ?なんてこともほとんどありません。
いつも伝達漏れがあったりやり取りが2度3度繰り返される方は、基本に立ち返りましょう。
5W1Hの徹底化!!心に留めて下さいね。