自分が伝えたいことがなかなか思うように伝わらない―こんなお悩みをお持ちではありませんか?
今までお会いした方や研修をさせて頂いた企業の社員さん、個人レッスンの生徒さんなど、このようなお悩みを抱えている方って結構いらっしゃいます。
伝わらない原因は実に様々ですが、その原因のひとつに
「抑揚がない」
というのが挙げられます。
一言一句同じことを話していても、伝わりやすい話し方をする人と伝わりにくい話し方をする人、何がどのように違うのでしょうか?
それのひとつが「抑揚」なんです。
抑揚とは変化率のこと。
声の大きさ、声のトーン、話すスピード、呼吸の深さなど、いかに変化の幅が大きいかということなんです。
「あ、い、う、え、お」と声を出してみて下さい。
その際、「あ」は消え入りそうな大きさの声で、「い」「う」と少しずつ声を大きくしてみましょう。
「あ」と「お」の声の大きさの差はどれくらいでしょうか?
スマホなどで録音してみるのもいいかもしれませんね。
次にトーンを高くしていってみる―いかがでしょう?
何も意識していない平坦な言い方と比べてみると、変化が分かると思います。
これに、話すスピードや息づかい、更には「間」などを織り交ぜることによって、平坦で一本調子な話し方から脱却することが出来ます。
全部を織り交ぜるのは…いきなりだと難しいかもしれません。
最初は声を大きくしたり小さくしたり。
これだけでも変化が分かります。但し、あくまでも自然に。(この‘自然に’というのがこれかた難しいのですが。)
まずは実践してみましょう。