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スピーチ

「分かりにくい」を「分かりやすい」へ

2021.05.21

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自分が何かを説明した時、相手や周りから「分かりやすい!」と
思ってもらえたら、単純に嬉しかったり自信に繋がりますよね。
そして、それはストレスの低下にも繋がります。
相手にとっても周りにとっても自分にとっても。

語学を例に出してみましょう。

単語や文法などを一生懸命勉強していざ会話をする、という場面で
会話の相手がほとんど理解してくれないという状況。
相手からすると
「何を言いたいのかしら?」が段々「何を言っているの?」になり
最終的にはお手上げ、なんてことになる場合も、悲しいかな、あります。

地味にフランス語を勉強している私も 
今まで何度か訪れたフランスでこのような経験をして 
その度に自分の語学力&会話力の低さに落ち込んだものです。 
『分からない』『分かってもらえない』は私たちにとってストレス。



語学の例は極端ではありますが
私たちの普段の仕事、普段の生活において
同じ日本語を使っていても
「分かりやすい」「分かりにくい」という違いが
人によって生じるのはなぜでしょう?

場数や慣れ、習慣と言ってしまえばそれまでですが、私は
土台に 【相手への思いやり】 があり
その後 【全体像や大枠から話す】【1文を長くしない】【簡単な言葉を使う】
などがついてくるのかな、と思います。

自分の仕事について幼稚園の子供たちに話をするとします。
その際、恐らく難しい言葉は使わないと思います。
自分が働く業界にしか通用しない専門用語は使わないでしょうし
腰を落として目線を合わせて話すかもしれません。
正に、幼稚園の子供たちへの思いやり。

ところが仕事においては「これくらい分かるでしょ?」という
傲慢さのようなものがいつの間にか出てきて
相手への思いやりに欠けた説明をすることが当たり前になってきて
結果、それが「分かりにくい」と思わせているのかもしれません。

説明をするということはそれを聴く相手がいるということ。
・どのような言葉を使えば分かってくれるのだろう?
・どのような順序で話せば分かってくれるのだろう?
ということをまずは考えましょう。

ここをしっかり考えると、自ずと
【全体像や大枠から話す】【1文を長くしない】【簡単な言葉を使う】
こともできるようになります。

特別な訓練や才能は要りません。
「考えること」、これだけです。

ストレスを減らすためにも相手目線の思考を心がけましょう☆