前回のBlogで
「聴き手が過去に経験したであろうこと」
「これから聴き手が経験するであろうこと、壁にぶつかるであろうこと」
をスピーチやプレゼンテーションで話すと
聴き手が一気に前のめりになって聴いてくれますよ、
ということを書きました。
多くの人は共感をしてもらいたいですし
多かれ少なかれこれから先に不安を抱いています。
バサッと否定されたり不安を増大させるようなことを言われると
あまり良い気はしません。
耳触りの良いことだけを話しましょうということではなく
聴き手の立場にできる限り立って話をすること。
【聴いてくれる人たちの悩みって何だろう?】
【どんな経験をしてきた人たちなのかな?】
ということを今までよりも時間をかけて考えてみましょう。
先日「苦手な人との会話の仕方」というテーマのセミナーで
お話をしましたが、私もこの問いを自分に投げかけました。
「職場の上司が苦手という方がいるかもしれない」
「その上司からどんな対応をされているのかな?何と言われているのかな?」
「今までどんな関わり方をしてきたのかな?」
「言いたいことが言えない?それともつい言ってしまう?どっち?」
など、自分なりに一生懸命考えるところから始めました。
正解はなく「問いかけをして考える」ことが大切です。
考えた結果話した内容が聴き手に響く場合もあれば
そうでない場合もあります。
が、考えもせずに自分本位の内容を話すのはNGだと私は思います。
(まだまだ私も修行中ですが
)
プラス、話し方ですね。
「このプレゼンテーション(スピーチ)を聴いた後
聴き手にどのようになってもらいたいのか?」
を考えて、それに合わせた話し方にしていきましょう。
と言っても大げさなことをする必要はありません。
元気になってもらいらいのであれば登壇する自分も笑顔で
現実をもっと直視して欲しいのであれば真剣な表情で、
という風に。
○○さんと話したら元気が出た、という経験をされたことがある方も
多いと思いますが
'なぜ元気が出たのか?'を考えてみると良いですね。
○○さんの態度や雰囲気、話の内容や言葉、問いかけ…
たくさんあると思いますが
結果=元気が出た、の理由は必ずあると思います。
元気が出たのは紛れもない自分ですが
それを引き出してくれた○○さんの特徴を観察して真似してみることも
おススメです。
また、逆もできますね…。
××さんと話すとどうも気が乗らない。
その理由は?
…自分なりの答えが出てきたら、それを反面教師にしましょうw。
これだけが全てではありませんし
色々な状況や背景が絡み合っていることがほとんどです。
が、少しでも参考になれば嬉しいです(^^♪