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「どう思う?」「どうすれば良い?」を相手にも自分にも使ってみる。

2018.06.15

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コミュニケーション・スピーチトレーナーの加藤あやです☆

大阪にオフィスを構え、話し方の指導を法人・個人向けにさせて頂いています。

 

最近、「質問すること」への質問が増えてきました。

 

良い質問ってどんな質問ですか?

会話においてどこまで質問すれば良いですか?

質問がなかなか思いつかない時はどうすれば良いですか?

 

質問の重要性を理解しているからこそ、このような質問が浮かんでくるんですよね。

 

そもそもなぜ質問することがそんなにも重要なのか?

 

① 人間の脳には「空白を嫌う」という特性があるから

② 私たちは考えて自分で出した答えには忠実であろうとするから

 

これらが質問が重要な主な理由です。

 

このような経験、ありませんか?

会話の中である芸能人の話題になった。

その芸能人の顔は思い浮かぶけれど、名前が出てこない。

あるいは

ある歌のメロディーやフレーズは出てくるけれど、歌のタイトルが出てこない。

その時は一生懸命考えても結局分かりませんが、その後自宅でお風呂に入っている時や

ベッドに入っている時などに

「あっ!!思い出した!!」

案外多くの方が経験アリなのではないでしょうか。

 

実はこれも「空白を嫌う」という私たち人間の特性によるもの。

芸能人の名前、歌のタイトル、が分かっていないということは

私たちの脳の中のその部分には空白があります。

その空白を埋めようと、私たちが考えたり思い出すことを中断しても

脳の中ではずっと答え探しが行われています。

そして空白「   」が埋まった瞬間、「あっ!!思い出した!!」となるワケです。

 

もう1つ。

学生時代に母親から「勉強しなさい」と言われた経験、

これは100%に近い方が経験アリだと思います。

いつの時代もどの地域でも共通のようですが(笑)。

そして、「勉強しなさい」と言われて張り切って勉強をした、という学生時代を

過ごした方が皆無に近いのも共通かもしれませんね。

私たちは自分で【納得したり】【気づいたり】した場合、それを行動に移す傾向にあります。

だって、自分の中で納得・解決・処理ができていますから。

ですが…自分が納得していないにも関わらず

人から強制されたり命令されたり(若干言葉が乱暴ではありますが💦)した場合

私たちはなかなか行動に移しません。

 

 

 

この世の中は人と人との繋がりや関わりで成り立っています。

色んな考えの人がいる世の中で、人間関係の問題が溢れている現実。

肥大・増大すれば大きなストレスになり、精神や肉体を蝕んでいくことだって起こりえます。

 

と、何だか不安を煽るような書き方になってしまいましたが

人間関係の改善や円滑化に大きな効果を発揮するのが、実は【質問】。

 

① 質問をする

② 質問をされた側は答えを考える(私たちの脳は「空白を嫌う」から)

③ 考えて答えを出す

④ ‘自分で’考えて、’自分で’答えを出しているから納得感が高い

 

一方的に指示や命令をしても人はなかなか動きません。

そしてこれは、人に対してだけではなく自分自身に対しても言えること。

無理矢理行動しようとしても(それが必要な時もありますが)

納得感が低いのでイマイチ腑に落ちない…。

ですが、自分に質問をする―自問自答することで

納得した上で行動に移す自分がいたりします。

 

世の中には絶対的な答えがないものが実に多い。

だからこそ【質問】なんです。

 

「どう思う?」「どう考える?」「どうしたい?」「どうすれば良い?」

 

一問一答ではなく、考えてもらい気づいてもらう、考えて気づく、

この癖をつけることでコミュニケーションの質が上がったり

自分の本音に気づいたり

手にするものはきっととても大きいはずです。

 

 

 

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