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事実と一般論と主観の区別をする

2016.09.09

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早いもので、9月も3分の1が過ぎようとしています。

 

今年の夏は何だかおかしい天候でしたね。

 

台風の進路変更、滅多に来ない東北地方への上陸など。

 

私が住んでいる大阪は特に台風の被害もなく、ありがたいことに毎日元気に過ごしております。

 

このような何気ない毎日に感謝します。

 

 

 

 

さて、今日は話の中味=論理性について。

 

まずはコチラの会話を―。

 

 

 

 

 

A:「最近の若い人って、本当に忍耐力がないというか何というか…。言われたことしかやらないですよね。」

 

B:「確かにメディアなどではそう言われていますよね。実際うちの新卒社員も‛この資料○部コピーしておいて’という指示に対して本当にコピーしただけ。毎月会議で使っているから、ホチキス止めするって分かっているはずなのに…。」

 

C:「新卒3年目までの若手は、10年前に比べると10人中8人が‛連絡手段はSNSで良いと思う’と回答しているらいいですよ。」

 

 

 

さて、ここに

 

一般論

 

事実

 

主観

 

がありますが、お分かりでしょうか。

 

 

 

 

まず、Aの

 

最近の若い人って、本当に忍耐力がないというか何というか…。

 

⇒これは主観ですね。

 

Aの周りで起きて、A自身が‛忍耐力がない’と思っているだけのこと。

 

これをさも一般論のように語ってしまうのは…良くない!

 

「私が思うに」「うちの会社では」「個人的な意見ですが」のような枕詞をプラスすると良いです。

 

 

 

次に、Bの

 

確かにメディアなどではそう言われていますよね

 

⇒こちらは一般論。

 

世間一般では○○だと言われている、ということです。

 

ただそれが絶対的な正解というわけではありませんが。

 

特に「最近の若者は~」「最近の女性は~」などの言い方は必ずしも正解というわけではなく、メディアが話題にするためにそのような言い方をして取り上げているという部分もあります。

 

まぁ、ここは特に訂正する必要なないですね。

 

 

 

 

最後に、Cの

 

新卒3年目までの若手は、10年前に比べると10人中8人が‛連絡手段はSNSで良いと思う’と回答しているらいいですよ

 

⇒これは紛れもなく事実。

 

数字が入っていると、それは実際のデータとして出てきているものです。

 

これはそのまま。OK。

 

 

 

 

 

 

私たちの会話のほとんどが、実はAのような主観なんです。

 

主観の言い合いと言ってもイイかもしれませんね。

 

でも、それでイイんです。

 

と言いますか、人間だから自分の意見や考えを言いたくなるのは当たり前ですからね。

 

 

ただ、気を付けて頂きたいのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『主観の押しつけになり過ぎない』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということです。

 

私たちは全ての事象に色眼鏡をつけて見ています。

 

その色眼鏡は、今までの家庭環境、生育環境、友人、職場、その他諸々の環境によってかけられるもの。

 

 

主観にかたより過ぎかな~と思ったら、1歩引いて

 

「世間一般ではどうなんだろう?」

 

「事実として数字やデータはあるかな?」

 

という視点から発言するようにしましょう。

 

 

みんながこのような視点を持つようにすれば、論理的かつ効率の良い会話やスピーチが増えるかも?