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コミュニケーションの対象が誰であっても…

2016.08.04

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昨日は90分の講義でした。

 

大阪府高槻市の高槻市社会福祉協議会さまにて。

 

高槻市内にお住まいの高齢者のお宅を訪問してその方と会話をする、サポーターの皆さんに向けての講義でした。

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サポーターの皆さんの平均年齢は60代でしょうか。

 

人生の先輩方の前でお話をさせて頂きました。

 

 

90分という短い時間でしたので的を絞って、座学になり過ぎないようにペアワークを盛り込みました。

 

コミュニケーションの相手が誰であれ、基本は同じです。

 

「話す」と「聴く」のバランスを大事にするということ。

 

 

少し分解してみましょう。

 

 

まずは「話す」から。

 

・表情

 

⇒口角を上げ上の歯が少し見える笑顔を意識的に作り、そのまま10秒間キープ。

 

(これは日々行うトレーニングです。継続することで普段の表情も明るくなります)

 

・声

 

⇒高齢者には普段よりゆっくり話す

 

あ、い、う、え、おの母音をハッキリと。

 

ドレミファソ~の音階の「ミ」くらいのトーンで。

 

*あまり高いと高齢者の方は聞き取りにくいので。

 

 

そして、「聴く」

 

・あいづちやうなずき

 

⇒少しゆっくりと。「聴いていますよ」という姿勢を前面に。

 

・オウム返し

 

⇒相手の話した言葉を繰り返す。特に「感情」「気持ち」を繰り返すと尚よい。(人間は感情の生き物なので)

 

・3秒待つ

 

⇒相手の話が終わったかな~?というところで心の中で「1,2,3」と数える

 

 

 

高齢者の方とコミュニケーションをとる際は特に発声に気をつけなければいけません。

 

普段より1,5倍くらい大きく、ゆっくり、また場合によっては正面に座り、口の開きを見せながら話すことも必要です。

 

言葉で説明しても実践しないと身につきませんからね。

 

ワークをやって頂き、ご自身の身体に落とし込んで頂きました。

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終了時刻ギリギリまで質問をたくさん頂きました。

 

それだけコミュニケーションに課題をお持ちの方がいらっしゃるということですね。

 

私も改めて勉強させて頂きました。ありがとうございました!

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講義後、スタッフの方からイチジクを頂きました。巨大イチジク!(笑)。

 

 

次は11月にお話させて頂きます。