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伝えるためには、まず○○力を鍛えるべし。

2016.06.14

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自分の「伝える力」に不安を抱いている皆さまへ。

 

伝えることだけにベクトルを向けると、結果それが「伝わりにくい」ことになってしまうかもしれませんよ。

 

 

 

話し上手は聴き上手、とよく言います。

 

相手の話をしっかり聴いている人は、実に色んなことに意識を向けて聴いています。

 

 

 

*表情=笑顔、暗い顔、真顔…

*声のトーン=明るいトーン、低めのトーン…

*話すスピード=速い、遅い…

*体の動き=前のめり、腕を組んでいる、ふんぞり返っている…

*目線=じっと目を見る、時々逸らす、ほとんど合わせない…

 

 

単に話の内容を聞くだけではなく言葉以外の情報(非言語)もしっかりと見ながら、

 

相手の本音はどこにあるのか、言葉と裏腹なことを思っていないか、など神経を集中させて聴きます。「傾聴」というものですね。

young woman listening

 

相手にしっかりと話を伝えるためには、日頃から相手の話を聴く=傾聴力を磨いていくことが必要なんです。

 

 

 

では、なぜ傾聴力?伝えることがメインなのに、なぜ聴く力を鍛える必要があるの?

 

 

 

 

ちょっと考えてみて下さい。

 

例えばあなたの知り合いのAさんという方が、あなたに対して話を始めました。

 

失礼ですが…何を言っているのかさっぱり分からない!

 

要領を得ていないし話のまとまりもない。「え~」「あの~」の連発…。

 

あなたはどう感じますか?

 

恐らく、

 

‘自分は相手に伝わるような話し方をしよう’と思うのでは?

 

 

対して、話が上手なBさん。何を言いたいのかも分かるし、話を聴いていて何より楽しい。

 

‘自分もBさんのように分かりやすい話し方をしよう’と思いませんか?

 

 

傾聴力というものは、相手の話を単に聴くことではありません。

 

目から入ってくる情報(表情、体の動きなど)と耳から入ってくる情報(話の内容、話すスピード、声のトーンなど)から相手の本音や感情などを汲み取ったりイメージして、それに対してボールを返す―

 

そしてそのボールがお互いの間を気持ちよく行き来して、話が盛り上がったり心の距離が縮まったり。

 

実に温かく、そして深いものなんです。

 

 

 

プラス、「どうすればもっと相手に分かりやすく伝えられるか」の基盤とも言えるべきものなんです。

 

 

「どう聴けば、相手がもっと話しやすいか」

 

「どう話せば、相手がもっと聴きやすいか」

 

 

この2つは密接に絡み合っています。と言いますか、これがコミュニケーションの基本中の基本です。

 

 

伝える力に自信がない方は、まずは傾聴力を鍛えてみて下さい。